都市景観事業部橋梁関連商品>技術情報>ダクタイル鋳鉄について
■景観材に求められる第一条件は耐久性です
高度な鋳造技術から生み出されるダクタイル鋳鉄は、耐食性・耐久性に優れ、防護柵のみならずあらゆる景観材に適用されています。
昭和鉄工の標準型橋梁用防護柵はダクタイル鋳鉄で展開しています。

以下はWikipediaより抜粋 ダクタイル鋳鉄(ダクタイルちゅうてつ、Ductile Iron または Ductile Cast Iron)とは、組織中のグラファイト(黒鉛)の形を球状にして強度や延性を改良した鋳鉄である。「ダクタイル」とは「強靭な」という意味の形容詞である。また、その特徴的な黒鉛の形状から球状黒鉛鋳鉄、ノデュラー鋳鉄とも呼ばれる。ダクタイル鋳鉄は鋳放しのままでも鋼に近い強靭性がある反面、ねずみ鋳鉄(普通鋳鉄)の長所である、振動を吸収する能力(減衰能)が著しく低下する。そのため、現代の銑鉄鋳物では、ねずみ鋳鉄(普通鋳鉄)とダクタイル鋳鉄が主流である。ダクタイル鋳鉄は、引張り強さ・伸びなどが優れ、ねずみ鋳鉄(普通鋳鉄)よりも数倍の強度を持ち、粘り強さ(靭性)が優れていることから、強度の必要な自動車部品などに数多く採用されている。

その他の特殊塗装ダクタイル鋳鉄の製作過程

■模型の製作
模型はデザイナーの製品に対するイメージを具現化するものです。木型、金型、樹脂などの中から製品のイメージにあった素材を使って、精巧な模型を形づくります。
■砂型の造形
模型を砂型に写す作業は最終製品の仕上がりを決定づける重要な作業です。独自の技術を活かして、鋳型の抜け勾配も最小でシャープな鋳物を造りだしています。
■溶解
伸びが大きく、靭性の高いダクタイル鋳鉄を造るために、不純物の混入防止や溶解時の温度などを厳格に管理しています。
■注湯
溶解した金属を砂型に流しこむことを注湯といいます。高度な鋳造技術と豊富なノウハウを注いで、信頼性の高い製品を生産しています。
■表面処理
当社の鋳物製品にはすべて溶融亜鉛めっきによる防錆処理を施しています。必要に応じて、その上に焼付塗装、粉体塗装などを行い、美しさと耐久性を向上させています。